2017年10月

八高線の気動車がいたことに気づかなかった。
ちょうど死角になっていたらしい。
踏切音が聞こえ、外を見ると気動車が出発していくところだった。
これを逃すと、次は1時間後になってしまう。
場所を移る余裕はない。
なんでもいいからとにかく撮っておこう、と思ってシャッターを押した。
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まさに、なんでもいいからの写真になってしまったが、これと同じ塗色の車両をどこかで見たような気がする。
いつ頃、どの路線だったか全く思い出せない。
列車の写真に全く関心がなかった頃、水郡線だったか?
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しばらくして東武東上線の踏切が鳴った。
東武では他の路線でもよく見かけた塗色の電車が来た。

寄居駅は、東上線の終着駅でもある。
秩父鉄道、JR八高線、東上線それぞれが島式ホームをもっている。
お互いの発着時刻の調整はないようで、そのため改札近くには、寂しくならない程度に、常時利用客の姿が見える。
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せっかくだから、橋を見上げるアングルでも撮りたいと思った。
時刻表を確かめると1時間に2本しかないが、上りと下りの通過時刻はそれほど開いていない。
水天宮の向かい側に、崖を降りる細い道があった。
大きな岩の上に祠があって、道はそこで終わっていた。
どうしようか迷ったが、道をそれても何とか下に降りられそうなポイントを見つけて、川岸まで行くことにした。
流れのぎりぎりのところまで行くと、期待通り橋の全容が見えた。
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台風の影響もあって川は濁っていた。
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水量はいつもより多いのかもしれない。
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近くに踏切はなさそうなので、電車は突然現れるだろうと思って、時計を見ながら一瞬を待った。
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せっかく寄居まで来たのだから、荒川を渡る電車の写真を撮ろうと思った。
八高線と東上線の鉄橋があるが、地図で確かめると、東上線の鉄橋のすぐ近くまで道路があるのが分かった。
現地に行くと、思った以上に近くに鉄橋が見えた。
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台風が通り過ぎたことを物語るかのように、川の流れは濁っていた。
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定刻に、電車が姿を現した。
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寄居駅は秩父鉄道、東武東上線、JR八高線が改札を共有する駅になっている。
久しぶりの晴天で、通路の窓は開けられていた。
踏切の音が聞こえ、その窓から外を見ると、秩父鉄道の普通電車が熊谷方面から来るのが見えた。
元は東急の電車だった車両が使われている。
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秩父鉄道といえば、貨物列車もよく見かける。
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運んでいる貨物は、石灰石であるということが秩父鉄道の特徴といえる。
寄居駅は3社が接続し、貨物も走っているので、利用客に比して線路の数が多い。
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いつもはしょっちゅう待たされる駅近くの踏切も、昨日は遮断機が上がったままだった。
台風の日、東鷲宮駅で送電トラブルが発生し、宇都宮線は隣の白岡駅までの折り返し運転になってしまった。
ニュースで、架線が燃え、乗客が線路を歩いているのを見た。
そんな訳で、この駅に電車は来ない。
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ひっそりとした駅構内とは別に、東口には異様な行列ができていた。
振り替え輸送のバスを待つ列らしい。
運転見合わせで電車は来ないが、西口には従業員送迎用のバスが、ルーチンで発着していた。
それらの人たちがここに並んでいるのだろう。
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電車が懐かしくさえ思えてきた。
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